藤井工芸書房では、
【箱書き】(桐箱の箱書き)、
賞状書き、宛名書きなどの
筆耕サービスを提供しています。
お客様から
「なぜプロの字はこんなに美しいのか?」
「どうすれば安定した線が引けるのか?」
というご質問をよくいただきます。
この記事では、
筆耕35年の経験から、
プロの作品制作で最も重視している
基本点画と重心の関係
についてお話しします。
プロの筆耕に求められる
3つの絶対条件
ぼくが筆耕会社で修行していた頃、
睡眠時間2時間という過酷な環境で
徹底的に叩き込まれたことがあります。
それが筆耕の3つの絶対条件です。
プロの筆耕が守る3つの絶対条件
- お手本なしで
同じ字を書き続けられること - 毎回決まった線質を
再現できること - 基本点画の重心を
完璧にコントロールできること
この3つができなければ、
プロとして仕事は成り立ちません。
なぜお手本なしで書けなければならないのか
例えば賞状を100枚書く依頼があった場合、
100枚すべて同じクオリティで
仕上げなければなりません。
お手本を見ながらでは
この作業は不可能です。
文字の形が完全に体に染み込んでいて、
考えなくても手が動く状態でなければ
プロの仕事はできないのです。
なぜ決まった線質が必要なのか
【箱書き】の依頼では、
作家名や作品名を
桐箱に書き入れます。
この時、1文字目と最後の文字で
線の太さや強さが違っていたら
プロの仕事とは言えません。
最初から最後まで
一定の線質を保つことが
プロの条件です。
プロが最も重視する
「点画の重心」とは何か
ここからが、
この記事で最もお伝えしたいことです。
プロの筆耕が作品制作で
最も神経を使うのは何か?
それは点画の重心です。
重心は「かける」ものではない
多くの方が誤解していますが、
筆で点を書いたときに
既に重心はかかっています。
重心を「どこにかけるか」ではなく、
既に存在している重心が
どこにあるかを意識し、
コントロールするのです。
例えば点を打つ場合
- 筆を紙に置いた瞬間、
重心は既にどこかにかかっている - その重心が右寄りなのか左寄りなのか
- 中央にあるのか偏っているのか
- これを意識的に選択できるかが
プロとアマの違い
【箱書き】制作での実例
ぼくが実際に【箱書き】を書く時、
一点一画すべてにおいて
重心の位置を意識しています。
例えば作家名「○○画」の
「画」という字を書く場合:
- 最初の横画:重心を中央やや左
- 縦画:重心を上から下へ移動
- 囲いの部分:重心のバランスを調整
- 最後の横画:重心をしっかり中央に
これらを無意識に、
しかし完璧にコントロールしながら
書いているのです。
基本点画とは
プロの技術の核心
重心のコントロールができるのは、
基本点画が完璧に身についているから
です。
基本点画の8つの要素
基本点画とは、
永字八法とも呼ばれる
文字を構成する基本的な線です:
- 横画:横に引く線
- 縦画:縦に引く線
- 点:短く打つ線
- 払い:斜めに払う線
- 折れ:角度を変える部分
- 曲げ:曲線を描く部分
- 跳ね:跳ね上げる部分
- 鉤:かぎ型に曲がる部分
これら一つ一つに、
最適な重心の位置があります。
プロの修行とは基本点画の習得
ぼくが筆耕会社で修行していた時、
1年から1年半ほど
睡眠時間2時間という
過酷な日々を送りました。
何をしていたかというと、
基本点画の徹底的な訓練です。
毎日500枚以上の半紙に
横画、縦画、点を書き続け、
重心の位置を体に叩き込みました。
なぜそこまでする必要があるのか
答えは簡単です。
基本点画が完璧でなければ、
どんな文字も美しく書けないからです。
【箱書き】でも賞状でも宛名でも、
全ての美しさの源は
基本点画の精度にあります。
実際の作品制作で意識していること
ここからは、
ぼくが実際に作品を制作する時に
何を意識しているかをお話しします。
【箱書き】(箱書き)制作の場合
桐箱に作家名や作品名を書く時、
最も気をつけているのは:
- 全体のバランス
箱の大きさに対する文字の配置 - 一点一画の重心
それぞれの線の核がどこにあるか - 線質の統一
最初から最後まで同じ強さ - 筆圧のコントロール
木地に書くための適切な圧力
特に重要なのが重心です。
桐箱という限られた空間で、
文字全体のバランスを取るには、
一点一画の重心が
完璧に計算されている必要があります。
賞状書きの場合
賞状を100枚書く依頼があった場合、
私が意識するのは:
- 再現性
1枚目と100枚目が同じクオリティ - 決まった線
毎回同じ太さ、同じ強さ - 重心の安定
疲れても重心のコントロールは崩さない - リズム
全体の流れを一定に保つ
この時、基本点画の習得が
全てを支えています。
プロと趣味の書道の決定的な違い
お客様から時々、
「書道を習っていたのですが、
プロの字とは何が違うのでしょうか?」
と質問されます。
最大の違いは再現性
趣味の書道は
一期一会の作品を楽しみます。
その時の気分、その時の感情で
自由に書くことができます。
しかしプロの筆耕は
再現性が絶対条件です。
100枚の賞状すべてが
同じクオリティでなければなりません。
これを可能にするのが
基本点画の完璧な習得なのです。
重心のコントロール精度
もう一つの違いは、
重心のコントロール精度です。
プロは点を打った瞬間に、
その重心が右寄りか左寄りか、
数ミリ単位で把握しています。
そして次の線を引く時、
前の点の重心を考慮して
全体のバランスを取ります。
この感覚は、
何千枚、何万枚と書いて
初めて身につくものです。
なぜ当工房の箱書きを
選んでいただけるのか
藤井工芸書房の箱書きサービスは、
多くのお客様にご利用いただいています。
35年の筆耕経験が生む安定感
ぼくは5歳から書道を始め、
大学で書道を専攻し、
筆耕会社での修行を経て、
現在に至ります。
35年間、
毎日基本点画と向き合い、
重心のコントロールを磨いてきました。
この経験が、
安定した高品質な作品を
生み出す基盤となっています。
読売書道展特選の実績
西川寧流の書道を学び、
読売書道展で特選を受賞するなど、
芸術作品としての書道でも
評価をいただいています。
この芸術性と、
筆耕の実用性の両方を兼ね備えた技術で、
大切な作品に相応しい
【箱書き】をお作りします。
一点一画への妥協なきこだわり
当工房では、
どんなに小さな文字でも、
一点一画の重心を意識して
書いています。
これは筆耕会社での修行で
徹底的に叩き込まれた
プロとしての矜持です。
藤井工芸書房が提供する
筆耕サービス
当工房では、
以下のサービスを提供しています。
【箱書き】(桐箱の箱書き)
陶芸作品、茶道具、美術品などの
桐箱に作家名や作品名を書き入れます。
- 作家名の箱書き
- 作品名・銘の記入
- 箱蓋裏への落款
- 箱の新調に伴う書き直し
賞状書き
企業様、団体様からの
賞状制作を承ります。
- 表彰状
- 感謝状
- 卒業証書
- 任命状
宛名書き
格式を重んじる場面での
宛名書きを承ります。
- 招待状の宛名
- 慶弔の封筒
- 年賀状・挨拶状
- 祝儀袋・不祝儀袋
書道作品の制作
店舗の看板、
オフィスの題字、
お祝いの作品など、
ご要望に応じて制作します。
まとめ:プロの筆耕が大切にしていること
この記事では、
プロの筆耕として私が
最も大切にしていることを
お伝えしました。
プロの筆耕の核心
- 基本点画の完璧な習得
全ての美しさの源 - 点画の重心のコントロール
重心は既に存在している―
それを意識的に操る - 再現性への徹底したこだわり
何枚書いても同じクオリティ - 35年の経験が生む安定感
睡眠2時間の修行で培った技術 - 一点一画への妥協なき姿勢
プロとしての矜持
大切な作品には、プロの技術を
【箱書き】は、
作品の価値を証明する
重要な役割を持っています。
賞状は、
受け取る方の功績を称える
大切な証です。
こうした大切な場面には、
基本点画を徹底的に習得し、
重心を完璧にコントロールできる
プロの技術が必要です。
藤井工芸書房は、
35年の経験と実績で、
お客様の大切な場面を
お手伝いいたします。
📝 藤井工芸書房の筆耕サービス
【箱書き】(桐箱の箱書き)
賞状書き
宛名書き
書道作品の制作
35年の経験を活かした
プロの技術で、
大切な場面を彩る作品をお作りします。
基本点画を徹底的に習得し、
重心を完璧にコントロールする
プロの筆耕技術をご提供いたします。
※ご予算、納期などお気軽にご相談ください
よくあるご質問
Q1.【箱書き】の料金はどのくらいですか?
A. 箱の大きさ、文字数、
内容によって異なります。
お見積もりは無料ですので、
まずはお問い合わせください。
Q2. 納期はどのくらいかかりますか?
A. 通常、ご依頼から
1〜2週間程度です。
お急ぎの場合はご相談ください。
Q3. 遠方からでも依頼できますか?
A. はい、全国どこからでも
ご依頼いただけます。
郵送でのやり取りが可能です。
Q4. どのような書体で書いていただけますか?
A. 楷書を基本としていますが、
行書、草書など
ご要望に応じて対応いたします。
Q5. 賞状は何枚から依頼できますか?
A. 1枚から承ります。
大量の場合は割引もございますので
お問い合わせください。


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