年賀状素材で副収入を得るコツ
はじめに:
書道の腕を収益化できる時代
書道を長年続けてきたけれど、
作品がお金になったことがない——
そんな方は多いのではないでしょうか。
実は、PIXTAなどのストックフォトサイトを使えば、
書道作品を手軽に販売できます。
本記事では、実際にPIXTAで
年賀状用素材を販売している
書道歴55年の筆者が、
具体的な出品方法とコツを
詳しく解説します。
PIXTAとは?
書道家にとってのメリット
日本最大級のストックフォトサービス
PIXTAは、写真・イラスト・動画を
販売できる国内最大級のプラットフォームです。
登録クリエイターは約100万人、
購入者は企業から個人まで幅広く、
年賀状シーズンには特に需要が高まります。
書道作品が売れる理由
- デジタルフォントにない温かみ:
手書きの筆文字は、
印刷物に人間味を与える - 和風デザインの需要:
年賀状、広告、パッケージなど
用途は多彩 - 季節商品として安定需要:
毎年必ず年賀状シーズンが来る - 一度作れば継続収入:
出品すれば何度でも売れる
実際に出品した3作品の詳細
1. 「寿」(楷書)
なぜこの文字を選んだか
「寿」は祝い事の定番文字です。
年賀状だけでなく、
結婚式、長寿祝い、開店祝いなど
幅広い用途があります。
楷書を選んだ理由
- 格式高さ:
正式な場面にふさわしい - 判読性:
誰が見ても読みやすい - 汎用性:
どんなデザインにも合わせやすい
2. 「お正月」(行書)
なぜ行書にしたか
「お正月」は親しみやすい言葉なので、
流麗で柔らかい行書が
雰囲気に合います。
楷書だと堅苦しすぎ、
草書だと読みにくい——
行書が最適なバランスです。
ひらがなのポイント
- 「お」の丸み:
優しさを表現 - 「正」の力強さ:
新年の決意を込める - 「月」の流れ:
全体のリズムを作る
3. 「馬」(楷書)
干支文字の需要
十二支は毎年需要があります。
その年の干支は特に売れやすいので、
全ての干支を揃えておくと安定収入になります。
動物文字の書き方
- 力強さ:
「馬」は疾走感を表現 - バランス:
四本足が均等に見えるように - 躍動感:
静止画でも動きを感じさせる
PNG形式での出品が重要な理由
背景透過の利便性
PNG形式で背景を透過させることで、
購入者は自由にデザインに組み込めます。
これが売れ行きを大きく左右します。
透過PNGのメリット
- どんな背景色にも対応
- 写真と合成しやすい
- デザイナーが使いやすい
- 商業利用に適している
作成手順
- 白い紙に墨で書く
- 高解像度でスキャン
(300dpi以上推奨) - Photoshopで背景を削除
- PNG形式で保存
- PIXTAにアップロード
PIXTAで売れる書道作品の条件
1. 季節・イベントに合わせる
年間スケジュール
- 1月: 年賀状、成人式
- 2月: 節分、バレンタイン
- 3月: ひな祭り、卒業
- 4月: 入学、新生活
- 5月: 端午の節句、母の日
- 6月: 父の日、梅雨
- 7〜8月: 夏祭り、お盆
- 9月: 敬老の日、お月見
- 10月: ハロウィン、秋
- 11月: 七五三、紅葉
- 12月: クリスマス、年末
2. ニーズの高い文字を選ぶ
売れやすい一文字
- 寿、福、禄、喜、祝
- 愛、絆、夢、希望、感謝
- 十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)
- 春夏秋冬、花鳥風月
売れやすい熟語・フレーズ
- 謹賀新年、迎春、賀正
- お正月、お年玉
- ありがとう、おめでとう
- いただきます、ごちそうさま
3. 読みやすさ重視
芸術性よりも実用性が求められます。
素人が見ても一目で読める文字が売れます。
- 楷書または行書が中心
- 草書は上級者向けで需要少
- 崩しすぎない
4. 高解像度・高品質
- 解像度: 300dpi以上
- サイズ: A4〜A3サイズ相当
- 墨の濃淡: くっきり鮮明に
- かすれ: 適度なかすれは味になるが、
読みにくいのはNG
出品から販売までの流れ
ステップ1: クリエイター登録
PIXTAのクリエイター登録は無料です。
本人確認書類の提出が必要ですが、
数日で審査完了します。
ステップ2: 作品制作
- 売れそうなテーマを選ぶ
- 書道で清書
- スキャン・デジタル化
- 背景透過処理
ステップ3: タグ付けが重要
PIXTAでは適切なタグ付けが
検索されやすさを左右します。
「寿」の場合のタグ例
- 寿、書道、筆文字、毛筆
- 年賀状、お正月、新年
- 結婚式、祝い、和風
- 日本、伝統、縁起物
ステップ4: 販売開始
審査通過後、自動的に販売開始されます。
一度出品すれば、
何もしなくても売れ続けます。
実際の作品を参考にする
筆者が実際にPIXTAで販売している
「お正月」の作品は、
こちらのページで
ご覧いただけます。
背景透過PNG形式で出品しており、
購入者は自由にデザインに
組み込むことができます。
このような実用性の高い作品が
継続的に売れていきます。
収益化のコツと注意点
シリーズで出品する
単発ではなく、
関連作品をセットで出品すると
購入されやすくなります。
例: 年賀状セット
- 「謹賀新年」「迎春」「賀正」
- その年の干支(複数バージョン)
- 「寿」「福」「春」
タイミングを考える
年賀状素材は10月までに出品しないと、
シーズンに間に合いません。
需要期の3ヶ月前が理想です。
著作権・商標に注意
- 他人の書を模倣しない
- 有名な言葉でも書き方はオリジナルに
- 企業ロゴに似た文字は避ける
価格設定はPIXTA任せ
PIXTAでは販売価格が自動設定されます。
クリエイターの取り分は
販売価格の22〜58%
(ランクにより変動)です。
どのくらい稼げるのか?
現実的な収益例
書道作品1点あたりの報酬は
100〜500円程度です。
月間収益のシミュレーション
- 出品数10点:
月1,000〜3,000円 - 出品数50点:
月5,000〜15,000円 - 出品数100点:
月10,000〜30,000円
年賀状シーズン(11〜12月)は
通常月の3〜5倍売れることもあります。
継続的な不労所得に
一度出品すれば、
何年でも売れ続ける可能性があります。
100点出品しておけば、
年間10〜20万円の副収入も夢ではありません。
他のストックフォトサイトも活用
PIXTAだけでなく、
複数のサイトに同時出品すると効率的です。
おすすめサイト
- Adobe Stock: 世界最大級
- Shutterstock: 海外需要
- photoAC: 無料素材サイト(収益は低いが露出大)
- イラストAC: イラスト系に強い
まとめ:
書道を収益化する第一歩
PIXTAでの書道作品販売は、
初期投資ゼロで始められる
理想的な副業です。
成功のポイント
- 需要の高いテーマを選ぶ
- 読みやすさを最優先
- PNG透過形式で出品
- 適切なタグ付けをする
- 季節の3ヶ月前に準備
- 継続的に作品を増やす
書道の腕を眠らせておくのは
もったいない。
今日から作品を作り始めて、
来年の年賀状シーズンに備えましょう。
書道歴55年の経験を活かし、
実用的で美しい筆文字を
多くの人に届けることができます。
それが収入にもなる——
こんなに素晴らしいことはありません。
筆者プロフィール
書道歴55年。
西川寧系統の正統派書道を学び、
読売書法展など多数の公募展で受賞。
PIXTAで年賀状素材を販売しながら、
書道の実用化・収益化を研究しています。



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